香港への想い、再燃!
香港が好き、と言っても私が香港を訪れたのは、1996年から2005年までの
間の6回だけなんです。
香港マニアとか香港フリークなどと呼ばれるような回数ではありませんね。
一人暮らしの会社員だったので、急に思い立って香港に行こう!なんて
余裕は無くて。。。
また、2005年に香港に行った後は、韓国ドラマやK-POPにハマッてしまって
ソウルにばかり行ってしまったこともあります。
そんな私が、また香港が気になるようになったのは、昨年の逃亡犯条例改正案に
反対するデモのニュースを見てからです。
最初は、「あ、またデモやってるな~」位で、さほど気にも留めていなかった
のですが、この抗議運動が回を重ねるごとに規模が大きくなり、激しさを増して
いく様子を映像で見て、正直驚きました。
特に市民が警官隊に火炎瓶を投げつけたり、警官隊が市民に向かって催涙弾を
発砲するのを見ると胸が痛くなりました。
同じ香港人同士で、こんな争いをしなくてはならないことがとても残念に
思いました。
私がかつて香港を訪れた時、香港は警察官が多いなあ~って思うくらい、
街中を巡回する警官をたくさん見かけました。
確かに日本人観光客というだけで、通りで時計やブランド品を買わないか?って
見知らぬおじさんに声をかけられることもよくありました。そんな時は街を
警護するお巡りさんの姿が頼もしく感じたな。いざという時は、警官に声かけて
助けてもらえばいいんだ、っていう安心感はありました。もちろん、実際に犯罪に
巻き込まれたことはありませんけど。
私が友人と2人で香港を旅行したとき、「尖沙咀(チムサーチョイ)プロム
ナード」という海辺の遊歩道で写真を撮ろうということになり、当時、スマホの
セルカも自撮り棒なんてものもなかったので、丁度そばを通りかかった
お巡りさんにカメラのシャッターを押してくれないかと頼んだんですよね。
そしたらイヤな顔もせず、むしろにこやかに写真を撮ってくれたんです。
その時の写真がこちらです。↓
また、別の時には、友人と香港島の上環(ションワン)にある、キャット
ストリート(摩羅上街)という骨董品やアンティークのお店が立ち並ぶ通りに
行こうとしたのですが、上環の駅を出てから、歩いて数分の場所だったはずが、
結局行き方がわからず、この時も通りがかりの警官の方に道を聞いたんです。
ガイドブックの地図を指さして、ここに行きたいと英語で聞いたら、その
お巡りさんはウザがるとこもなく、私たち2人をキャットストリートの
入り口まで連れていってくれました。
私の中では香港の警察官は観光旅行客に親切なんだな~という印象があった
のです。
なので、あのデモで警官隊と市民の衝突を見ると、とても悲しい気持ちに
なってしまうんですね。
きっと警察官の中にも、矛盾を感じている方もいるのではないかと思います。
そうはいっても職務ですし、家族を養うためにイヤでもやらなくてならない
方もいるでしょう。
こんな記事もあり、なるほどと思いました。
私がいくらヤキモキしたところで、中国政府は方針を変えないでしょうし、
香港市民は民主主義を守ろうとするでしょう。
香港の行く末はどうなるのか、全然想像もつきません。無力な私はただ
見守ることしかでいないんですね。
香港の空港を降り立った瞬間の匂いや、ジメっとした湿気や暑さ、
広東語の響き、人ごみ、全部好きでした。にぎやかで活気があって
エネルギーに満ちた香港で、私も元気をもらっていました。
新型コロナウイルスがいつ収束するかわかりませんが、また海外に
行けるようになったら、香港に行きたい。
香港の今がどうなってるのか、少しでもこの目で見て、肌で感じたいと
思う今日この頃なのです。